連環の理

十八巻。呼延灼の連環馬で童貫軍へ一万の損害を与えたけれども、童貫の魂に火をつけちゃった感もあってさらに熾烈な戦いに。ついに二竜山が陥落。解珍が最後まで味のある人物でありました。秦明も厳しい人ではあったけど、渾名のわりに滅多に怒鳴らなかった気がする。むしろ我慢強かったような。丁得孫はどうしちゃったんでしょうかね。それはまあさておき、

いよいよというか、ついにこの日が来てしまったという感じで、豹子頭林冲が死んでしまったわけですけれども、

何と言っても第一巻から主人公然としていたのは林冲であり、妻を失い牢に入れられ、安道全と白勝を担いで脱獄し、梁山泊に潜入して王倫の首を撥ね……、振り返ると随分とキツイことやらされてるな。常に死の匂いが漂っていて、中盤あたりで死ぬんじゃねえの?と恐る恐る読んでいったりもしましたが、この終盤まで生きていたのはいい方だったのか。張藍絡みの話は読んでて辛かったり、扈三娘をぶん投げたときはドン引いてしまったけれども、颯爽と現れては官軍を断ち割って行く林冲こそ主人公であって、やっぱり梁山泊林冲ですよ。

あと北方謙三水滸伝の、人馬一体となって戦場を駆ける描写がすげえ好き。馬と思わず友と思えってのは作中の誰の台詞だっけ。そんな台詞なかったか。妄想か。百里風に話しかける林冲がかっこよかった。
そんな林冲の騎馬隊を楊令が引き継いでいよいよ決戦へ。次は最終巻。ああ……終わってしまうのか水滸伝……。

サイ サンド返し

それでも町は廻っている」を読んでいたら、いい年してフィクションにここまで心を奪われていいものだろうかと心配になるくらい、改めて良いマンガだわーと感心してしまったんだけど、最新刊の10巻はまだ買えてないのであった。あとどう考えてもtumblrに日記書くのは不便すぎる。困った。

おのれYAMAZEN

OS Xの新しいやつがなんだかどうにも気に入らない。気が乗らなくて日記も書けない。いっそWindowsPC買おうかとすら思う。とりあえずブラウザをSafariからChromeにしてみようか。
土曜日は温泉に行った。写真の1枚も撮ればよかったのだが、どうにもカメラを持ち歩く習慣が身につかない。買ってから100枚も撮ってないんじゃなかろうかうちのGR DIGITAL III。Eye-Fiカードに至っては20枚も使ってない。もったいないので活用したい。
日曜日はアツカッタデスネーとしか言いようがない。去年買った扇風機が壊れた。風力6段階中3以上にすると轟音とともに羽根が外れるようになった。よし、貴様は今日から微風機と名乗るがよいフハハハハ、畜生が。

踏み込め!死域!

十七巻。なんというか、滅び行く梁山泊を見るのが悲しくて若干読むペースも落ちてしまうのだが、しかしまあ童貫が強すぎる。童貫さえ討ち取ればなんとかなりそうな気もするが、どうにもねえ。エース級の武将をぶつけてるのにねえ。
楊令が男になったわけですけど、”女は、死域に入っていない。”のあたりは笑ってしまった。
呂牛が実に因果応報な感じで退場して、悪いことはするもんじゃねえなあと思った次第。燕青も危ない橋渡ってる感じがあるので落ち着いて欲しい。あと二巻。二巻?終わるの?

いま時が

水滸伝を読み進めながら、同時に最初から読み返したりもしていてそれが七巻まできたけど、改めて呉用先生の全方位からの嫌われっぷりがひどい。嫌い、どうも好きになれない、苦労はわかるが好きになれるわけでもない、などなど中盤ですでに散々な評価。ううむ。

あと楊家将を第一章だけ読んでみたら、おもしろいんだけどさすがに水滸伝とごっちゃになるので続きは後で読もう。中身が面白ければ電子書籍でも文庫本でも関係ないな。まあ出来れば電子版がいいんだけど。

楊家将と血涙買った

古本屋の北方謙三コーナーに楊令伝がぽつぽつと並んでいて、何気に適当な巻を手にとって裏表紙を見たら結構なネタバレというか、ああ…あんた…まだ生きてるんだ…みたいのを見てしまったので、今後はもう近寄らないことにした。楊家将と血涙を買ってきた。水滸伝の後に読もう。そのあと楊令伝。