鮎でも食ってろ

 正月の二日か三日の深夜に地上波で映画の「姑獲鳥の夏」を放送していて、どういうチョイスだよと思いながらも録画しておいたのを適当に見たんだけど、最初に原作を読んだ時からの刷り込みで、俺の中では京極堂(中禅寺)の外見ってどうしても美味しんぼの京極さんになっちゃってたんだけど、それがちょっと緩和されたのでその点は良かった。魍魎の匣も見たら完全に京極万太郎が消えてくれるだろうか。それはそれでちょっと寂しいけど。あ、映画としてはまあ、なんだかなー…都合二十回くらいなんだかなー…と言いましたけど。ずいぶんハードルを下げてたのにまだ足りなかった。どんなに低いハードルでもつまずけるんですねえ。全編通して関口がただの気狂いじゃないですか。