嫌われ呉用先生

十三巻。呉用先生の全部自分でやりたがる性格は、個人的に非常によくわかるので、ここぞとばかりに軍人たちに責められる先生がちょっとかわいそうだった。言っても元は村の塾講師ですからね。むしろ今までがスーパー塾講師すぎたんだけど。久しぶりに阮小五の名前が挙がって嬉しかったけど、はやく呉用先生に助手か友達を!と思った。
韓滔も朱仝も孔明も見事な最期だった。朱仝がすごかった。すごすぎた。文官の呉用先生には想像できない世界だろうよ。そら林冲と話も噛み合わんわ。
官軍時代からの仲間を失って泣く呼延灼恰好よろしい。
気付いたんだけど、どうも俺は年上の副官というか、お爺ちゃん副官が好きみたい。
あとは鮑旭が徐々に頭角をあらわし始めた感じだった。初登場の頃からすると、こんなキャラになると思わなかった。王進先生を経た人間はなんか格が違う。鮑旭や楊令が丁寧な喋り方になってるのは王母様の躾なのでしょうかねえ。
しかし武松&李逵コンビはほんとどこいっても無敵だな。安定感が違う。李逵に慕われる人は幸せだねえと思いました。